1ルーム2ドア
我が家の子ども部屋は、1ルーム2ドアを採用しました。最初からそれぞれの個室を設けておくのではなく、ワンルーム広々とした子ども部屋を設けておき、将来的にこのワンルームを2つの個室として利用できるようにしたのです。このようにすることで、子どもの成長にピッタリの子ども部屋が広がるのです。
ワンルームが将来的には二つの個室になることを想定して、出入りするドア、窓、照明、コンセントなどあらかじめ二部屋分設けておきます。このようにしておけば、空間を区切る際にも大掛かりなリフォームを必要とせず、手軽に空間を区切ることができるのです。空間を区切る際には壁を設けるのもいいのですが、我が家は、可動間仕切り収納を利用することにしています。これは、動く仕掛けになったクローゼットで、間仕切りの役目も果たしてくれます。これは女性一人でも簡単に移動させることができますし、子ども達が巣立っていき、使用しなくなった子ども部屋を違う用途で使用することができるようにもなるのです。
個室を必要としない幼少期は、壁に沿わせるように設置します。そうすれば広々と遊びやすい空間が広がります。小学校高学年にもなると今までのように兄弟姉妹との空間的繋がりを感じることができながらも、プライベートな空間も欲しいものです。そこで可動間仕切りを半分だけ部屋の中央へと移動させます。
今までのように空間の繋がりを得ることができながらも、プライベートな空間も手に入れられるのです。性別が同じであれば勉強スペースと就寝スペースという風に目的に合わせて空間を利用するのもいいと思います。
そして、中学・高校生頃になると個室を求めるようになります。この時、残りの可動間仕切り収納を部屋の中央へと移動させ空間を完全に区切るのです。子ども達が巣立っていけば再びワンルームに戻して新たな活用法を取り入れることもできます。
成長に合わせて臨機応変に対応できる空間造りを行いましょう。